モダナイゼーションのUI構築には「Biz/Browser」
レガシー資産の操作性の継承やHTMLによる画面作成にお悩みではありませんか?
DX(デジタルトランスフォーメーション)、2025年問題、年々加速していくOSの更新速度……。このようなビジネス背景から、レガシー資産の刷新(モダナイゼーション)が急務となっています。ホスト、C/S型システム、Webシステムの刷新で課題となるのが、従来と比較して生産性を極力落とさないUIの構築です。「Biz/Browser」はこの課題を鮮やかに解決し、レガシー資産と同様、さらにはそれ以上の操作性をスピーディに提供します。
課題
モダナイゼーションのUI構築の課題
基幹業務として鎮座しているメインフレーム、IBM AS/400シリーズをはじめとしたホストコンピューター、Visual Basic 6.0を使用したC/S型システム、Internet Exploreに依存したWebシステム……、これらレガシー資産のWeb化・ブラウザアプリケーション化で情報システム部門を悩ませているのが、システム利用者の操作性・生産性を落とさないUIの作成です。
従来のモダナイゼーションでは、次の4つの課題が見られます。
課題1
レガシーマイグレーションのUI構築
維持コストの増大、セキュリティリスクなどの理由から、レガシーマイグレーションが進められています。マイグレーションにおいて鍵となるのは、いかに利用者の生産性を落とさないUIを構築できるかです。使い慣れている画面をいきなりWeb化/ブラウザアプリケーション化をすると、利用現場での混乱を招きかねません。
課題2
IBM AS/400シリーズの画面再生
代表的なホストコンピューターIBMのAS/400。世代を重ね、保守・運用を担当する技術者確保の問題となっており、システムの維持が不安視されています。しかし、基幹系システムのリプレースには多大な費用が必要で、一気にオープン化することは大きなリスクが伴います。
課題3
クライアント/サーバ型システムのマイグレーション
かつて主流となっていたクライアント/サーバ型システム(C/S型システム)。そのアプリケーション開発で主流であったプログラミング言語がマイクロソフトのVisual Basic 6.0(以下、VB6.0)でした。しかし、VB6.0は開発環境のサポートが既に終了しており、かつて多くのビジネスシーンで使用されたアプリケーションも、継続して使用していくことは極めて困難な状況になっています。
また、VB6.0でよく使われていたサードパーティ製のActiveXコンポーネントなども.NETには対応しておらず、これらの機能を使用したアプリケーションのマイグレーションが大きな課題の一つとなっています。
課題4
Webシステムの刷新 HTMLによる画面作成のハードル
ビジネス用途の複雑な業務システムの画面作成をHTMLで行うと、どうしても無理が生じます。操作性に優れたUIの業務システムを、ブラウザアプリケーション化してしまうと、システム利用者から「使い辛くなった」「前の方が良かった」など苦情が多発してしまうことも考えられます。
解決
ビジネスUIプラットフォーム「Biz/Browser」が解決
「Biz/Browser」は、快適で効率的な入力環境を実現するUIプラットフォームです。Web技術を活用したフロントエンドであり、業務として要求される操作性やレスポンスなどのさまざまな課題を解決します。
ホストやクライアントサーバなどの従来型システムからの移行はもちろん、既存Webシステムの改良にも活用いただけます。
解決 1
レガシーマイグレーションの操作性を継承
「Biz/Browser」が効果的なレガシーマイグレーションを支援します。
1.リフロント(Re-front)
旧来の端末エミュレータの画面をBiz/BrowserをフロントエンドとしてUIを刷新。操作性の継承や改善が可能です。
2.リホスト(Re-host)
メインフレームで稼働していたアプリケーションをWebシステムに段階的に水平移行。既存ホストのフロントエンドをBiz/Browserに置き換えていくことによって、一括リプレースの「コスト」「時間」「リスク」を最小限に抑えます。
解決 2
操作画面とバックエンドを疎結合化
AS/400をはじめとしたホストコンピューターの信頼性を維持しながら、ホスト構成を意識させない「疎結合」により、段階的なサーバーリプレースが可能となります。
●Biz/Browser AS/400 ソリューション例① Biz/Browser × ColdFusion
マイグレーションにアドビシステムズの「ColdFusion」をアプリケーション・サーバーとして利用します。
AS/400へのソフトウェアインストールや設定が不要で、AS/400との接続を容易にします。また開発者ライセンスの無償提供や独自の関数、スクリプトによりアプリケーション開発のハードルを低くします。
●Biz/Browser AS/400 ソリューション例② Biz/Browser × OSS
Apache・Tomcat・Java 等のOSSを利用してアプリケーション・サーバーを構築します。
解決 3
クライアント/サーバ型システムのWeb化を支援
クライアント/サーバ型システムにおけるクライアントアプリケーションは、オペレーティングシステムの変化に左右されます。
UIプラットフォーム「Biz/Browser」は、C/S型システムに匹敵する操作性の高い画面を作成・実行できます。開発もGUIベースの統合開発環境により、従来のC/S型システム開発と同等の開発生産性を提供します。
「Biz/Browser」で実現する業務アプリケーションの基本概念図
解決4
HTML画面をBiz/Browserに移行し効率性を向上
WebシステムのHTML画面を「Biz/Browser」に置き換えることで、Web化のメリットを享受しながら、従来のC/S型システムにおける複雑な入力画面の部分では優れた操作性を提供できます。
「Biz/Browser」にはユーザーの入力効率を向上させる豊富な部品が標準搭載されています。
IME制御、入力文字種制限、キー操作による移動設定など基本的な入力補助設定はもちろんのこと、ファイルシステム入出力、各種キーボードキー割当、クライアントソケット通信、外部イベント送受信、クライアント帳票印刷、.NETライブラリ連携アーキテクチャなど、フロントエンドに特化した機能実現が可能となります。